医者にうまく伝えよう

糖尿病治療で大事なことは、食事や運動や薬物療法とその自己管理をすること、それと、もうひとつ、医療者と良好な関係を保つことです。糖尿病との長いつきあいの中で、治療をともに行っていく医師には、特に正しく自分のことを伝えていくことが大事です。
受診時の採血結果で1ヶ月の平均的なコントロールの状況はHbA1cで知ることができますが、その間、血糖が安定していたのか、高血糖や低血糖があったのかは患者さんの話の中や出現した症状などから推測して考えています。それをもとに、薬を増やすか減らすかを決めることもあるのです。前回の受診から今回の受診までにあった体調の変化やいつもと違う症状、低血糖症状などがあれば、どんな時にそうした症状があったのか、記録をして正しく主治医に伝えていきましょう。

2015年10月14日配信