日常生活のなかでの運動チャンス

運動はインスリンの力を借りずに血糖を下げる大切な方法です。“食後30分から2時間”、この時間帯に運動をすると、血液の中の糖が筋肉を動かすエネルギーとして使われるため、食後の高血糖を抑えるのに効果的です。特別な運動の時間をとらなくても、日常生活は運動のチャンスがいっぱいです。入浴、掃除、洗濯、買い物、通勤電車で立つ、などもカロリー消費に効果的です。血糖値が上がりやすい食後に、ゴロ寝状態でテレビを見るか、入浴や家事をして過ごすかではずいぶん違ってきます。また、テレビを見ながらその場で足踏みをする、などといった“ながら運動”も上手に取り入れると良いでしょう。

2015年4月15日配信