滋賀のより良い糖尿病医療体制作りのために―

ご挨拶

Yoshikawa_Ryuichi

生活習慣病の代表とされる糖尿病は、1千万人を超える勢いで増加しており、糖尿病専門医だけで診療することは困難な状況となっております。かかりつけ医となる一般診療所の先生方と連携しながら診療を行っていくことが、質の高い糖尿病診療を維持するために重要となります。そこで、日進月歩の糖尿病診療に関する最新の知識をかかりつけ医の先生方にお伝えするために「滋賀糖尿病ネット」を開設することになりました。
多くの先生方にアクセスしていただき、具体的な患者症例の検討を通じ、最新の糖尿病診療について理解を深めていただくことを期待しております。

国立大学法人滋賀医科大学名誉教授
日本糖尿病学会名誉会員
滋賀県健康福祉部 参与
吉川 隆一
(2012年8月 記)

滋賀県糖尿病地域医療連携事業について

滋賀県では、増加する糖尿病に対して、早期発見から、治療、療養指導にいたるまで一貫した連携体制の構築を推進しています(糖尿病地域連携推進事業)。その一環として、滋賀医科大学にご協力を願い、一般診療所の先生方のためのe-ラーニングシステムを活用した生涯学習支援事業を実施いたします。
滋賀医科大学を中心とした糖尿病専門医にご提示いただいた「糖尿病症例」について、病態の理解、治療方針の決定等を具体的に学んでいただければと考えております。同時に糖尿病診療に関する最新の知識、話題などの情報提供もしていただく予定です。
ぜひ、多くの方にご活用いただき、県内の糖尿病診療の質的な向上の一助となることを願っております。

滋賀県健康福祉部 次長
角野 文彦
(2012年8月 記)